2022-7-19
日本代表は7月19日にE-1選手権決勝大会で香港代表と対戦する。その試合前日である7月18日、日本代表は千葉県内で公式練習を行った。
今回、国内組で編成された代表メンバー26人のうち、11名が初選出というイレギュラーな中でチーム作りを進めている森保一監督。17日の合宿初日は、前日、前々日までJリーグが行われていたこともあってリカバリー中心の選手もいたため、全員がそろっての戦術練習とはならなかった。
18日の練習は本番へ向けてイメージを共有する貴重な機会となった。メディアに公開されたのは冒頭15分間だけではあったがピッチに出てきた選手はいずれも笑顔で、選手間ですでに打ち解けた空気もあるなど、いい雰囲気の中でランニングや鳥かごが行われた。
一方で、この日の練習に参加できなかった選手が1人だけいた。サンフレッチェ広島の満田誠だ。Jリーグの試合でボールが耳に当たったことで、検査を行ったためだという。広島からは6人の選手が選出されているが、合流が遅れたため初日は軽いメニューだけとなっていた。
その点を考えると、初戦で起用されるメンバーは限定的であり、初招集となる満田もとりあえずは無理をさせて出場させるということにはならないだろう。そういう意味で、香港戦に与える影響は少ないはずだ。
■4-3-3を踏襲か
この試合のスタメンを予想することは難度が高いが、おそらくは、代表経験のある選手に、横浜F・マリノスの選手を組み合わせる形が推測される。そこで考えるのは、以下のメンバーだ。 GK:大迫敬介 DF:山根視来、谷口彰悟、中谷進之介、佐々木翔 MF:岩田智輝、藤田譲瑠チマ(橋本拳人)、脇坂泰斗 FW:水沼宏太、細谷真大、宮市亮 上記のメンバーは、18日の練習を見る限り、コンディション面などで問題を抱えている部分はなさそうだ。キャプテン谷口のもと、東アジアを目指して戦うこととなる。
今回の3戦でも、日本代表のこれまで通りのシステム4-3-3の起用が濃厚だ。初招集メンバーが多い中で新システムを採用するのはリスキーであると同時に、最多選出となる横浜FMや川崎フロンターレが用いる配置ということで、選手もより理解しやすいからだ。
国内組がどのような戦い方を見せるのか、そして、既存のメンバーに割って入る選手は現れるのか。今晩19時20分にキックオフされる!