浦和“背番号9”がいよいよ決定! フェイエノールトFWリンセンが加入! メディカルチェック後に正式契約へ

2022-6-29

浦和レッズは27日、オランダ・エールディビジのフェイエノールトFWブライアン・リンセン(31)の完全移籍加入についてクラブ間で合意に至ったことを発表した。今後、日本でのメディカルチェックを経て、正式契約となる。背番号は9を着用する。
リンセンはフォルトゥナ・シッタートでプロキャリアを始めると、マーストリヒト、VVVフェンロ、ヘラクレス・アメロ、フローニンゲン、フィテッセ、フェイエノールトとオランダ国内でプレー。今回、初の海外挑戦となる。

クラブ公式サイトでは、リンセンの特長について「前への推進力・スピードがあり、テクニックも兼ね備えた得点力高いストライカー。周囲の選手を活かすプレーもでき、守備面での貢献も期待できる」と紹介。今回の挑戦について、リンセンは「この浦和への移籍は私のひとつの夢が叶った瞬間でした」と語っている。
「私のキャリアの中での新しい章が始まることを、とても楽しみにしています」

「18歳からオランダのプロサッカーリーグでプレーしていて、最後の2年間はフェイエノールトでプレーしました。フェイエノールトでは素晴らしい時間を過ごすことができ、非常に誇りに思っています」
「私は海外でプレーする夢を今まで持ってきました。それは皆さんも知っていることだと思います。この浦和への移籍は私のひとつの夢が叶った瞬間でした」
「偉大なクラブであり、素晴らしいスタジアムがあり、多くのファン・サポーターが浦和レッズにはいます。これから始まる新しい生活、これから出会う人々のことを思うと今から待ちきれません。浦和レッズのユニフォームを着た最初の試合を心待ちにしていますし、それが素晴らしい時間になることを祈っています」

2か月ぶり復帰の浦和DF酒井宏樹、後半45分で示した可能性 「少しでも上に向かっていくしかない」

2022-06-27

浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、6月26日に行われたJ1リーグ第18節ヴィッセル神戸戦(1-0)でハーフタイム明けから途中出場。4月24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の大邱FC(韓国)戦以来、約2カ月ぶりのプレーになった。

酒井は昨夏にフランス1部マルセイユから浦和に移籍。オーバーエイジで臨んだ東京五輪、浦和での公式戦、日本代表のワールドカップ(W杯)アジア最終予選とフル稼働の時期を過ごした。

今年はシーズン開幕直後に右足第5中足骨の骨挫傷があり、3月の日本代表活動を辞退。さらにACLで痛めたことにより、保存療法だった同部位の手術を実施。その時点で、全治約2カ月とされていた。

リカルド・ロドリゲス監督は「90分をやれる状態でないと判断したが、45分はいけると。2カ月の離脱期間で簡単ではなかったが、縦への推進力を生かそうと投入した。これから少しずつ、長い時間のプレーも可能になるだろう」と、頼れる存在の復帰について話した。

実際に、この試合の後半のピッチでは右サイドをダイナミックに攻撃参加するなど躍動。神戸のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督も「後半、相手がサイドバックの交代をしてからこちらの左から攻撃を組み立てた。汰木(康也)は攻撃で貢献していたが、守備面で問題を抱えた」と、スタメン出場していた対面のMF汰木を交代させる理由になったと話していた。

浦和は試合終了間際にMFダヴィド・モーベルグの直接フリーキックが決まり、1-0の勝利を収めた。いまだに2桁順位と苦戦しているなかで、クラブでは副主将を務める酒井は「少しでも上に向かっていくしかない。これからじゃないですか。チームみんなでやらないといけない。今日くらいの緊張感、切羽詰まった追い込まれた感じを試合に出せるかが大事だと思う。それを見てサポーターも判断すると思う」と話した。

ロドリゲス監督は「浦和でも日本代表でも、経験と人間性がチームにプラスになると思う。ピッチに立てなくても頼りになる。そして、試合に出ればピッチの上で出し尽くしてくれる。セットプレーでも攻守に特徴を生かしてくれる」と話す。

欧州で修羅場をくぐってきた経験を持つ酒井の復帰は、浦和にとって大きなプラス要素になりそうだ。そして、そのプレーが11月のカタール・ワールドカップ(W杯)での日本代表にもつながっていくと言えそうだ。

浦和、今季リーグ初連勝 “天皇杯ショック”から中3日、ロドリゲス監督が語った勝因は?

2022-06-27

浦和レッズは6月26日のリーグ第18節、ヴィッセル神戸戦に1-0で勝利した。22日の天皇杯3回戦でJ2のザスパクサツ群馬に0-1と不覚を取った直後の試合だっただけに、リカルド・ロドリゲス監督は「今日はスピリットが出たと思う」と、そこからの立て直しについて話した。

浦和は6月の代表活動で中断する直前まで、リーグ戦が8分1敗と9試合未勝利の苦境にあった。その期間に積んだトレーニングに自信を見せたチームは、18日の名古屋グランパス戦に3-0で快勝した。しかし、全く同じスタメンで臨んだ群馬戦は決定機を作れずに敗戦。2020年まで浦和を率いた大槻毅監督にきつい“恩返し”を受ける形で、試合後にはサポーターたちも選手バスの出口を封鎖するなど明確な抗議の行動をとった。

24日の定例会見でそうしたサポーターのリアクションに理解を示していたロドリゲス監督は、この神戸戦でもスタメンの変更は2人に留めた。前半5分ほどでFWキャスパー・ユンカーが負傷交代になるアクシデントはあったが、後半からDF酒井宏樹を負傷から復帰戦のピッチに立たせ、MF関根貴大をサイドバックに配置し、さらにはダブルボランチにゲームメーカーを2枚並べるなど交代策でも勝利への執念を見せた。

そして、後半終了間際にそれが実った。途中出場した攻撃センスの光るボランチMF平野佑一がファウルを受けてフリーキックを獲得すると、ゴール正面からこちらも途中出場のMFダヴィド・モーベルグが蹴り込んだ。まだまだ攻撃のスムーズさは足りず“ごり押し”の感は否めなかったが、それでもベンチもピッチ上も勝利への執念を感じさせたことの象徴にはなった。

ロドリゲス監督は「天皇杯は大きなショックだった。それを糧にして最大限を出し切らなければいけないと。リーグ戦のほかにもカップ戦が2つある。リーグ戦でも順位を上げないといけない。そういったプレーがあり、今日はスピリットが出たと思う。それぞれが責任感を持ち、すべてを出し尽くすことができたと思う」と、天皇杯での敗戦からチームが見せたリアクションを称えた。

群馬戦後にサポーターとの対話があった場面にも姿を見せていた副主将のMF岩尾憲は「赤いユニフォームを着て応援してくれた方たちに恥をかかせたし、僕も恥ずかしかった。それをどう挽回するか、切り替えてどう戦うかとなった時に、今日だけは絶対に負けてはいけなかった」と、この試合への思いを話した。

ようやくリーグ戦で今季初のアウェー勝利、初の連勝という事態だけに順位はまだ2桁。岩尾は「この選手たちは本当に目一杯やってこうなのかは疑っている。何か自分へのリミットが外れるような瞬間を作れれば」と、シーズン後半戦の巻き返しを誓った。