森保監督、J1広島の満田に注目 7月に東アジアE―1選手権

2022-06-28

サッカー日本代表の森保一監督が28日、オンライン取材に応じた。国内組の選手で臨む東アジアE―1選手権(7月19~27日)の招集メンバーについて、「まだ決めていない」とした上で、J1サンフレッチェ広島のMF満田誠(22)を注目選手の一人に挙げた。

森保監督は広島が3―1で快勝した25日の福岡戦を視察。トップ下で先発した満田はチームトップの5得点目を決めた。攻撃陣をけん引する大卒ルーキーについて、監督は「広島が攻守両局面で思い切って生き生きとプレーする中、自分の力を出し切り、すがすがしさを感じる。アグレッシブにチャレンジする姿勢がいい」と評価した。

その上で、「誰が上り調子なのかスタッフ陣は常にチェックしている。(満田も)メンバー選考の対象として見ている」と強調した。満田は「代表はサッカー選手なら誰もが憧れる場所。チャンスがあれば当然、狙っていく」と意欲を見せている。

“走行距離120km、スプリント数249回”を記録する走るサガン鳥栖 FC東京を5発快勝で粉砕したダークホースの強みとは

2022-06-28

2022年シーズンのJリーグは第18節までが終了した。すでに後半戦がスタートしており、首位は37ポイントの横浜F・マリノスだ。今季のトップ3はF・マリノス、鹿島アントラーズ、川崎フロンターレと例年通りだが、面白いのはそれより下の順位だ。4位に昨季11位だったサンフレッチェ広島が、5位に昨季15位だった柏レイソルが、6位に昨季7位だったサガン鳥栖がいる。

今季の鳥栖は走力を強みとしているチームだ。小屋松知哉、樋口雄太ら主力をオフシーズンに放出することになったが、既存戦力をうまく[3-4-3]に落とし込んでいる。
5-0と快勝となった26日のFC東京戦でも鳥栖の走力は目立った。守備時は相手のビルドアップにハイプレスを仕掛け、奪えばショートカウンターからゴールを目指す。3点目となった本田風智のゴールがまさに“形”であり、FC東京は得意のつなぎをさせてもらえない。
『Jリーグ公式』ではFC東京戦の走行距離とスプリント数のデータを出している。鳥栖の走行距離、スプリント数は120km、249回に対し、FC東京は108km、165回と差は大きい。第18節は計9ゲーム行われることになったが、走行距離、スプリント数共に鳥栖が全体で1位の成績を残していた。
鳥栖の強みは走力と前述したが、川井健太監督が整備した“形”があってこそのものだ。ただ闇雲に走ればいいというわけではなく、守備時のハイプレスにしても狙いを持って行われている。とくに明確となっているのが守備時のプレッシングであり、FC東京の強みを消すことに成功した。しかし守備時のアグレッシブさがピンチを生むこともあり、安定感が欲しい。

リーグトップとなる圧倒的な走行距離を誇る鳥栖。しかし気になるのはこれからの暑くなる季節であり、すでに30℃越えを記録している地域もある。しかも7月6日に川崎戦、10日に柏戦、16日にF・マリノス戦と上位勢との試合が続くことになり、ここで連勝できれば上位に食い込むこともできるが、選手のコンディションが心配だ。走るサッカーに夏の猛暑は天敵であり、どう凌ぐのか注目したい。

“東京五輪世代の期待されたストライカー”がコンバートで開花 左WBという新境地を見つけた岩崎悠人の輝き

2022-06-28

自身の強みを生かせるポジションを見つけた

今季のJ2リーグで首位を走る横浜FC。先日のアルビレックス新潟戦では上位の直接対決と負けられない一戦となり、小川航基のゴール含む2得点で勝利を飾った。今季の小川の活躍は素晴らしい。プロ入り後は苦戦するも、今季は23試合で14ゴールとキャリアハイの数字を残している。
小川と同じく東京五輪世代として期待されたストライカーである岩崎悠人も今季飛躍を遂げている。京都サンガF.C.でプロとなり、昨季鳥栖にやってきた岩崎。前述したようにより前のポジションで起用されるアタッカーだったが、鳥栖では左のウイングバックとして起用されている。

このコンバートが大当たりだった。持ち前の運動量はウイングバックとして大きな武器となっており、45回のスプリント数を記録することもあった。リーグ全体で3位の数字であり、走る鳥栖のスタイルとマッチしている。
そのアタッカーだったことが今の飛躍を支えている。ウイングバックといっても高い位置を取ることになればウイング同然であり、岩崎のチーム最多となる16回のドリブル突破が光ることに。気になるのはフィニッシュ精度だったが、快勝したFC東京戦では目の覚めるような素晴らしいミドルシュートを沈めている。そのゴールで勢いに乗った鳥栖は計5ゴールを決め、白星を獲得した。

このままゴールを量産することになれば岩崎はJ屈指のウイングバックになる。運動量、球際の強さ、積極的な攻撃参加はすでに身についており、精度が加われば鬼に金棒だ。日本代表のシステム上、E-1選手権での日本代表入りは難しいかもしれないが、選ばれてもおかしくない存在感を放っており、今後の活躍に期待したい。

 

札幌、駒井善成の一撃で4試合ぶり白星! G大阪は6戦ぶり無得点で4連敗

2022-06-28

3連敗中の11位・札幌は興梠慎三やガブリエル・シャビエル、菅大輝らを先発起用。同じく3連敗している15位・G大阪は山見大登やパトリック、倉田秋らを起用した。

試合は開始から札幌が攻め込む時間が続く。20分にはボックス右に抜け出したG・シャビエルがGK東口順昭との一対一を制したが、オフサイドの判定で得点は認められない。

それ以外にもピンチが目立ったもののGK東口を中心として無失点で試合を折り返したG大阪。押し込まれている状況を打開すべくハーフタイムに石毛に代えて中村仁郎と、攻撃のテコ入れを図る。

しかし、51分に札幌の攻撃が実を結ぶ。左サイドでボールを持った駒井善成がドリブルでボックス手前中央まで侵攻して右サイドに展開。金子拓郎からのクロスに自ら走り込んでいた駒井が頭で合わせて先制点を奪い切った。

そこからややボールを持てるようになるもののシュートまではなかなか持ち込むことができないG大阪。68分に2枚目のカードを切って奥野耕平に代えて齊藤未月を送り出し、中盤の強度を高めていく。対する札幌は73分に興梠と福森晃斗に代えて宮澤裕樹と中村桐耶を起用した。

その後も札幌ペースで進行した試合はG大阪が反撃弾を浴びせることなく終了。この結果、札幌が4試合ぶりの白星で連敗を脱した一方、G大阪は6試合ぶりに無得点で終えて4連敗を喫している。

【鹿島】アウェー名古屋戦でリーグ後半戦がスタート。レネ・ヴァイラー監督「タフな試合になることは覚悟しています」

2022-06-27

6月24日、鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1第17節京都サンガF.C.戦ではホームで公式戦11試合ぶりの完封勝利を挙げ、大宮アルディージャとの天皇杯3回戦は3-0で快勝。次は敵地でのJ1第18節名古屋グランパス戦に臨む。

「一つひとつの競り合い、ボールの奪い合いで勝っていかなければいけない」

攻守に安定した戦いが続いている。リーグ戦前節の京都戦で、実に公式戦11試合ぶりの完封勝利を手にすると、それから中3日で迎えた天皇杯3回戦大宮戦では3-0と快勝し、2試合連続での無失点試合を達成。それまではリーグ戦3試合未勝利、さらにルヴァンカップ敗退と苦戦が続いていたが、残された2つのタイトル獲得を目指してチームの状態が上向いてきた。

「早くも(リーグ戦の)前半戦が終わり、次の試合(名古屋戦)から後半戦が始まります。前半戦はすごくいい結果を出せたし、これを継続してまた同じような結果を求め続けていきたいです」

鹿島のレネ・ヴァイラー監督は、そのようにリーグ戦前半戦を振り返り、充実したチーム状態をのぞかせる。リーグ前半戦を首位と勝ち点1差の2位で折り返し、優勝を目指して残りの17試合に臨む。まずは6月26日にアウェーの地で行なわれる第18節名古屋戦に照準を合わせる。

「細かいところが勝負を決めると思います。人数をかけて(敵陣の)深い位置までボールを運び、セカンドボールを拾わなければいけません。一つひとつの競り合い、ボールの奪い合いで勝っていかなければいけないと思います。相手ももちろん、勝ちという結果を求めているので、すごくタフな試合になることは覚悟しています」

リーグ後半戦でもスタートダッシュを切るべく、レネ・ヴァイラー監督率いる鹿島が名古屋を相手に勝ち点3獲得に挑む。

【鹿島】前線で存在感を放つアタッカー、仲間隼斗が名古屋撃破へ闘志。「必ず勝利を手にして帰ってきたい」

2022-06-27

6月25日、鹿島アントラーズ仲間隼斗が練習後のオンライン取材に応じた。J1第17節京都サンガF.C.戦ではホームで公式戦11試合ぶりの完封勝利を挙げ、大宮アルディージャとの天皇杯3回戦は3-0で快勝。次は敵地でのJ1第18節名古屋グランパス戦に臨む。

「名古屋は守備がすごく堅いイメージがある」

リーグ戦前節の京都戦、天皇杯3回戦大宮戦と完封勝利が続くなか、今季新加入の仲間隼斗が存在感を放っている。6月4日のルヴァンカッププレーオフステージ福岡戦で約2カ月ぶりに戦列復帰してから4試合に出場して2得点。大宮戦でもチームの勝利を手繰り寄せる先制ゴールを決めた。好調を維持するアタッカーは、26日のリーグ戦次節名古屋戦での勝利を目指す。

「まず、リーグ後半戦の1試合目なので、必ず勝利を手にして帰ってきたい。名古屋は後ろの守備がすごく堅いイメージがあるので、鹿島のパワーでなんとか点を取って、勝って帰って来られるように頑張ります」

リーグ前半戦での対戦では、ホームでスコアレスドローに終わった。そのとき仲間は負傷離脱していて出場できなかったが、今回の対戦では名古屋の堅守を攻略するイメージを膨らませる。

「前線の選手がどんどんスペースへのランニングを多くすれば、相手も止まってはいられないと思います。そして、後ろの選手や中盤の選手も入り込んでくれば、自然とスペースは空いてくるのかなと考えています」  鹿島の前線を活性化させる背番号「33」が、敵地での名古屋撃破に挑む。

2か月ぶり復帰の浦和DF酒井宏樹、後半45分で示した可能性 「少しでも上に向かっていくしかない」

2022-06-27

浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、6月26日に行われたJ1リーグ第18節ヴィッセル神戸戦(1-0)でハーフタイム明けから途中出場。4月24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の大邱FC(韓国)戦以来、約2カ月ぶりのプレーになった。

酒井は昨夏にフランス1部マルセイユから浦和に移籍。オーバーエイジで臨んだ東京五輪、浦和での公式戦、日本代表のワールドカップ(W杯)アジア最終予選とフル稼働の時期を過ごした。

今年はシーズン開幕直後に右足第5中足骨の骨挫傷があり、3月の日本代表活動を辞退。さらにACLで痛めたことにより、保存療法だった同部位の手術を実施。その時点で、全治約2カ月とされていた。

リカルド・ロドリゲス監督は「90分をやれる状態でないと判断したが、45分はいけると。2カ月の離脱期間で簡単ではなかったが、縦への推進力を生かそうと投入した。これから少しずつ、長い時間のプレーも可能になるだろう」と、頼れる存在の復帰について話した。

実際に、この試合の後半のピッチでは右サイドをダイナミックに攻撃参加するなど躍動。神戸のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督も「後半、相手がサイドバックの交代をしてからこちらの左から攻撃を組み立てた。汰木(康也)は攻撃で貢献していたが、守備面で問題を抱えた」と、スタメン出場していた対面のMF汰木を交代させる理由になったと話していた。

浦和は試合終了間際にMFダヴィド・モーベルグの直接フリーキックが決まり、1-0の勝利を収めた。いまだに2桁順位と苦戦しているなかで、クラブでは副主将を務める酒井は「少しでも上に向かっていくしかない。これからじゃないですか。チームみんなでやらないといけない。今日くらいの緊張感、切羽詰まった追い込まれた感じを試合に出せるかが大事だと思う。それを見てサポーターも判断すると思う」と話した。

ロドリゲス監督は「浦和でも日本代表でも、経験と人間性がチームにプラスになると思う。ピッチに立てなくても頼りになる。そして、試合に出ればピッチの上で出し尽くしてくれる。セットプレーでも攻守に特徴を生かしてくれる」と話す。

欧州で修羅場をくぐってきた経験を持つ酒井の復帰は、浦和にとって大きなプラス要素になりそうだ。そして、そのプレーが11月のカタール・ワールドカップ(W杯)での日本代表にもつながっていくと言えそうだ。

浦和、今季リーグ初連勝 “天皇杯ショック”から中3日、ロドリゲス監督が語った勝因は?

2022-06-27

浦和レッズは6月26日のリーグ第18節、ヴィッセル神戸戦に1-0で勝利した。22日の天皇杯3回戦でJ2のザスパクサツ群馬に0-1と不覚を取った直後の試合だっただけに、リカルド・ロドリゲス監督は「今日はスピリットが出たと思う」と、そこからの立て直しについて話した。

浦和は6月の代表活動で中断する直前まで、リーグ戦が8分1敗と9試合未勝利の苦境にあった。その期間に積んだトレーニングに自信を見せたチームは、18日の名古屋グランパス戦に3-0で快勝した。しかし、全く同じスタメンで臨んだ群馬戦は決定機を作れずに敗戦。2020年まで浦和を率いた大槻毅監督にきつい“恩返し”を受ける形で、試合後にはサポーターたちも選手バスの出口を封鎖するなど明確な抗議の行動をとった。

24日の定例会見でそうしたサポーターのリアクションに理解を示していたロドリゲス監督は、この神戸戦でもスタメンの変更は2人に留めた。前半5分ほどでFWキャスパー・ユンカーが負傷交代になるアクシデントはあったが、後半からDF酒井宏樹を負傷から復帰戦のピッチに立たせ、MF関根貴大をサイドバックに配置し、さらにはダブルボランチにゲームメーカーを2枚並べるなど交代策でも勝利への執念を見せた。

そして、後半終了間際にそれが実った。途中出場した攻撃センスの光るボランチMF平野佑一がファウルを受けてフリーキックを獲得すると、ゴール正面からこちらも途中出場のMFダヴィド・モーベルグが蹴り込んだ。まだまだ攻撃のスムーズさは足りず“ごり押し”の感は否めなかったが、それでもベンチもピッチ上も勝利への執念を感じさせたことの象徴にはなった。

ロドリゲス監督は「天皇杯は大きなショックだった。それを糧にして最大限を出し切らなければいけないと。リーグ戦のほかにもカップ戦が2つある。リーグ戦でも順位を上げないといけない。そういったプレーがあり、今日はスピリットが出たと思う。それぞれが責任感を持ち、すべてを出し尽くすことができたと思う」と、天皇杯での敗戦からチームが見せたリアクションを称えた。

群馬戦後にサポーターとの対話があった場面にも姿を見せていた副主将のMF岩尾憲は「赤いユニフォームを着て応援してくれた方たちに恥をかかせたし、僕も恥ずかしかった。それをどう挽回するか、切り替えてどう戦うかとなった時に、今日だけは絶対に負けてはいけなかった」と、この試合への思いを話した。

ようやくリーグ戦で今季初のアウェー勝利、初の連勝という事態だけに順位はまだ2桁。岩尾は「この選手たちは本当に目一杯やってこうなのかは疑っている。何か自分へのリミットが外れるような瞬間を作れれば」と、シーズン後半戦の巻き返しを誓った。

神戸ロティーナ監督、アクシデントで途中交代の大迫勇也に言及 「彼が交代を要求した」

2022-06-27

ヴィッセル神戸は、6月26日にホームで行われたJ1リーグ第18節浦和レッズ戦0-1と敗戦を喫した。試合中にはFW大迫勇也が途中交代となったが、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督は交代のリクエストがあったことを明かした。

神戸は最下位と苦しむなかで、同様にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場しながらもリーグ戦で2桁順位と苦戦する浦和を迎え撃った。前半から双方ともに大きなチャンスを作り切れない展開だったが、大迫は最前線を中心に相手のライン間でボールを受けるプレーも見せていた。

しかし後半15分頃、相手と競った大迫が足を気にするそぶりを見せて浦和の選手もボールを外に出すことになった。ロティーナ監督は試合後の記者会見で「スタートから交代を考えていたわけではない。行けるところまでと思ったが、彼が交代を要求した」と、予定されたプレータイムの存在は否定したものの、大迫から交代のリクエストがあったと話した。

大迫は今季、負傷離脱の時期もあり、日本代表の活動にも3月と6月は参加できなかった。ロティーナ監督は「大迫はまだメディカルの報告を受けていないので、現状何も分からない」と話したが、復帰して間もない時期だけに、不安の残るアクシデントでの交代になってしまった。

神戸は試合終了間際に直接セットプレーでゴールを許して敗戦し、最下位からの巻き返しに苦しんでいる。コンディションが安定していないエースの状態は、まずはJ1残留争いから抜け出すことが課題になるシーズン後半戦の神戸にとって重要な要素になると言えそうだ。

 

【FC東京】勝ち点3を置き土産に…小川諒也がポルトガル移籍前ラスト試合へ気合「勝ちにこだわりたい」

2022-06-27

FC東京からポルトガル1部ギマラインスに期限付き移籍するDF小川諒也(25)が25日、移籍前最後となる敵地・駅前スタジアムでのJ1鳥栖戦(26日)に向けて心境を語った。

7年半を過ごした東京・小平グラウンドでの最後の練習を終え、小川は「いつもと変わらずという感じだった。(涙は)全然ない。オフシーズンも帰ってこられるかもしれないし、絶対に最後というわけではないので寂しさはない」と、口にした。

いよいよ苦楽を共にしてきたチームでのラストマッチとなるが、ここも「いつも通り気負い過ぎずにいきたい」と言い、こう続けた。

「ここ2試合は勝てていないし、自分たちも納得した内容ではない。やっぱり勝ちたい。自分が最後というのもあるし、チームも勝ちが欲しい試合なので」

惜別弾の期待も高まるが「最後の試合で点を取ったり、アシストできたら最高だけど、どんな形であっても誰が点を取ってもいいので勝ちにこだわりたい」と、チーム優先の意識は変わらない。

そしてファン、サポーターとの別れも「しっぽり泣きながらとかは嫌だ。絶対に会えないわけではないので」。実際、いつも照れ隠しで軽口をたたいて場を和ませてきた小川に、涙は似合わない。

この日、アルベル監督からも冗談交じりに「やっと、おまえと離れられるな」と言われ、チームメートから笑い声が漏れた。「やっぱり最後は勝って笑顔で終わりたい」。勝利と、笑顔を置き土産に新天地へと羽ばたく。